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不眠症・睡眠障害

不眠症・睡眠障害

眠りに入るまでに時間がかかる(入眠困難)寝ても途中で起きてしまい再入眠ができない(中途覚醒)朝早く目覚めてしまい疲れが取れない(早朝覚醒)などの症状に悩まされ、社会生活や日常生活上の支障を引き起こすものです。米国の調査では一年間のうちに3人に1人が不眠障害に悩まされるとされています。また一般人口の9%では慢性的な不眠障害がみられ、慢性的に不眠がある人では自動車事故のリスクが2倍以上といわれていますが、不眠治療のために医療機関を受診する人はわずか5%のみとなっています。
一時的な不安状況(例えば試験や就職面接の前など)の前や、喪失体験(恋人との別れ、大切な人との死別)に伴って引き起こされる不眠は一過性の不眠であることが多く、治療をするとしても短期間の睡眠薬の使用にとどめておくことが大切とされています。
長いこと続く慢性的な不眠障害の背景には、職場環境や家庭環境での慢性的なストレスが隠れていることがほとんどですが、特にストレスもないのに十分な睡眠を得られない特発性不眠症と呼ばれる病気もあります。慢性的な不眠障害は、日常生活や社会機能のパフォーマンスを著しく低下させるため専門医の治療を受けることをおすすめします。
治療は睡眠衛生指導とよばれる、良い睡眠を妨げる就寝環境や生活習慣を正し、より良い睡眠をとるための行動についてのアドバイスを行い、その上で睡眠薬を主体とした薬物療法も併用することが多いです。薬物療法というと依存性の問題を気にされる方も多いと思われますが、近年では依存性の少ない睡眠薬も複数開発されております。医師と相談しながらご自身に合った治療法を探していきましょう。

ナルコレプシー

日中に生じる非常に強い耐え難い眠気(睡眠発作)が特徴的で、食事中や会話中、運転中など不適切なタイミングにも起こることがあります。喜怒哀楽などの感情の昂ぶりの後に力が抜ける発作が生じる「情動脱力発作(カタプレキシー)」や「金縛り」になやまされることも多いとされています。診断にはポリソムノグラフィや睡眠戦時反復検査といわれる専門的な検査が必要です。

睡眠時無呼吸症候群・低呼吸症候群

睡眠中に繰り返す上気道の閉塞によって眠りが浅くなり、日中の眠気、いびき、熟眠感の欠如、息苦しさによる夜間中途覚醒、口喝などの症状を生じます。精神科、精神科で治療をしている医院もありますが、呼吸器内科等で治療を受けることが一般的です。

概日リズム睡眠障害

夕方から深夜にかけて目が覚めてしまい、午前中の疲労感が強くなる「睡眠層交代型」と呼ばれるタイプや、夜勤などの交代勤務をしている人が睡眠と覚醒のリズムがつきづらくなる「交代勤務型」などのタイプがあります。睡眠と覚醒のリズムにはメラトニンと呼ばれる神経伝達物質が関与しているとされており、メラトニンを調整してくれるタイプの睡眠薬を使用することがあります。また、高照度光療法と呼ばれる光を使った治療法もあります。

レストレスレッグス症候群

レストレスレッグス症候群(むずむず足症候群)は四肢(多くは下肢)の「むずむずとした」不快感を自覚する疾患です。じっとしているときや寝付こうとしているときに耐えがたい、下肢を動かしたい衝動を生じ、不眠へとつながります。日本では30人に1人がこの症状に悩まされるとされ、決して珍しい疾患ではありません。鉄分が足りていないとこの症状を生じることがあるため採血でチェックを行うことも重要です。
薬物療法としてはドパミン作動薬と呼ばれるパーキンソン病のお薬や、ベンゾジアゼピン系薬物、抗てんかん薬などを使用して治療します。

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